アイルランドの伝統的工芸品である、クラダリングをご存じですか。
クラダのデザインは、 ハートが愛、両手が友情、王冠が忠誠・忠実 を表しています。



クラダリング発祥の由来(伝説）は諸説ありますが、そのうちの一つアイルランドのゴールウェイ地区クラダ村にある、小さな漁村のロマンティックなストーリーをご紹介します。

 クラダ村のリチャードジョイスという漁師（ ※銀細工師説もあり） が、1675年、結婚する直前に海賊に捕らえられ、アルジェリアに奴隷として売られました。

（画像提供：Phalinn ）

 
ジョイスはアルジェリアで収監されている間に、熟練した金細工職人になりました。

 
1689年、イングランド王（兼アイルランド王）のウィリアム3世はアルジェリアに対し、奴隷状態にある者すべての釈放を要求し、ジョイスは再び自由になりました。

彼を気に入った当主から
「アルジェリアに留まるなら一人娘との結婚を許し、財産の半分を提供する」
という提案を受けましたが、ジョイスは辞退して故郷のゴールウェイに帰りました。

ジョイスの婚約者は、長い間、彼が戻ってくるのを待っていました。
故郷に帰った彼は、培った技術でクラダリングを作りました。

愛を象徴するハート、友情を表す両手、忠誠心と忠実さの表す冠。
  Let love and friendship reign (愛と友情に支配させよ)    

ジョイスは恋人にクラダリングをあげて、幸せに暮らしました。
（一説によると王に献上した、ともあります）  

【つけ方に意味がある？】

   クラダリングは 男女ともに着用することができ、愛の絆のシンボルとして、恋人や子供、親・親愛なる友人など、特別な人々への贈り物としても選ばれています。

　
　また、クラダリングは、着用方法によって、いろいろな意味があるといわれています（諸説あり）

≪シングル≫　ハートの先端を体の外側に向けて、右手薬指に着用します（恋人募集中）

≪恋人と交際中≫　ハートの先端を内側に向けて、右手薬指に着用します。

≪婚約指輪≫　 ハートの先端を 体の外側に向けて、 左手薬指に着用します。

≪結婚指輪≫　 ハートの先端を自分の方向に向けて、左手薬指に着用します。

ぜひロマンティックな意味も、楽しんでください♪

【フェデリング】

もともとヨーロッパには、 ローマ時代からフェデリングという種類の指輪があります。
こちらは、信仰と信頼を象徴する、2つの握り締められた手のデザインが特徴的です。
今ではクラダリングは、フェデリングファミリーの一つとして考えられています。  

     ※お客様から教えていただきましたが、こちら丸ごと他店様の商品説明で使われているそうです(^^;;

私もウェブサイトにて知識の恩恵を受けておりますし、その意味が色々な方に広まるのはとても嬉しいことと思っておりますので転籍は禁止しませんが、

できればクレジット表示していただけると幸いです♡