【刻印】
古い刻印ございますが判読不能


【重さ】
6.2g


【年代】
1800年代後半頃


【mamo】
大変古い時代のジャルディネッティブローチをご紹介します。

ジャルディネッティとはイタリア語で「小さい庭」を意味します。

起源は17世紀に始まった植物学や、人々（特に富裕層）から人気が出た園芸にまでさかのぼります。

17世紀ごろ、植物の栽培や研究への人々の関心が高まり、世界中からヨーロッパにたくさんの花や植物が輸入されました。

階級の高い富裕層の人々は様々な種類の花を楽しみ、その時代、多くの花や植物は、絵画、彫刻、寄木細工など、芸術文化の発達においても、様々なインスピレーションを与えました。

そんな中、宝石（ダイヤモンドや色石）で花々のブーケや花かご、花瓶などをイメージしてアンシンメトリーにデザインされた大振りのジュエリーが王族貴族といった富裕層の間で流行します。

その人気はやがて小振りなデザインのジュエリーに移り、指輪のほか、ブローチ、ネックレス、髪飾りなどにもお花のデザインが多く見られました。

こうしたジュエリーは、愛情をこめてgiardineti またはgiardinettoと名付けられ、18世紀半ばまでにヨーロッパ中に広まり、人気はその後長く続きました。
(イタリア語源にも関わらず、イタリアのデザイン起源を示す証拠がないそうです（諸説あり））

こちらのブローチもその特徴をとらえたお花が籠に生けられたデザインとなっており
カラフルな石・ガラスによってお花がイメージされています。

左右対称にデザインされた花かご全体的に透かしが入っていて繊細さもあり、各石は当時の職人によってハンドカットされていてゴツゴツとしたアンティークらしさを感じられます。

各石表面には箔が貼られていますが時代を超えてきたことにより擦れてまばらに光っているのもまた味があり、それを見て浪漫に胸躍らせるのもまたいいですね。


古い時代のジャルディネッティのジュエリーは、なかなかフランスのアンティーク市場に出てくることが少なく、なかなか手にはいらない貴重なものとなっております。

是非、お手元で【小さな庭】そして、昔の人の生活やオシャレな遊び心などに思いを馳せながらお愉しみ頂けたらと思います。

こちらのブローチが心に残った方のお迎えをお待ちしております♪


DaisyRing

【商品コード】
BN

※画像のケースは撮影用です。
※軽くリーニングは済んでおりますがヴィンテージ作品として、取り切れない汚れ、使用小傷がございますので、あらかじめご了承ください。
※初めてご購入される方は、スムーズなお取引のため特定商取引法に基づく表記　
https://www.daisyring.shop/law
を必ずご覧ください。

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