¥500,000
◎素材
K18
SV
◎サイズ
おおよそ15.5号
【サイズ直しについて】
※サイズ直しは有料でお受け致します。
ご希望の号数によって料金が変わるため、
PayID→【商品について質問する】
WEB→【ショップに質問する】
ボタンから、事前にスタッフまでご相談ください。
(納期は2週間程度いただきます)
◎宝石
ダイヤモンド
エメラルド
◎重さ
4.7g
※フロントの幅は、縦およそ18.7mm 横およそ15.6mm程度です。
(指の腹側のアームはおよそ2mm)
【memo】
大変古い時代のジャルディネッティリングをご紹介します。
ジャルディネッティとはイタリア語で「小さい庭」を意味します。
起源は17世紀に始まった植物学や、人々(特に富裕層)から人気が出た園芸にまでさかのぼります。
17世紀ごろ、植物の栽培や研究への人々の関心が高まり、世界中からヨーロッパにたくさんの花や植物が輸入されました。
階級の高い富裕層の人々は様々な種類の花を楽しみ、その時代、多くの花や植物は、絵画、彫刻、寄木細工など、芸術文化の発達においても、様々なインスピレーションを与えました。
そんな中、宝石(ダイヤモンドや色石)で花々のブーケや花かご、花瓶などをイメージしてアンシンメトリーにデザインされた大振りのジュエリーが王族貴族といった富裕層の間で流行します。
その人気はやがて小振りなデザインのジュエリーに移り、指輪のほか、ブローチ、ネックレス、髪飾りなどにもお花のデザインが多く見られました。
こうしたジュエリーは、愛情をこめてgiardineti またはgiardinettoと名付けられ、18世紀半ばまでにヨーロッパ中に広まり、人気はその後長く続きました。
(イタリア語源にも関わらず、イタリアのデザイン起源を示す証拠がないそうです(諸説あり))
今回ご紹介するジャルディネッティはフェイスが非対称の透かし彫りで、エメラルドとダイヤモンドがブーケ(花束)の形でセットされています。
アーム部分には、薄れてはいますがリーフ(葉)の彫刻が施されており、全体的に凝ったデザインで仕上げられているのがわかります。
素材は銀と金が合わせて作られており、それは古いジャルディネッティリングの特徴の一つです。
また、オールドローズカットやテーブルカット、トリリアントカットやポイントカットなど複数のダイヤモンドカットが組み合わされているのも、初期のジャルディネッティリングの共通の特徴の一つで、18世紀前半の移行期のデザインと一致しています。
サイズ直しの跡があり刻印は見られませんが、全体的な状態から1730-60頃のロココ期頃のフランスで作成された、希少なジャルディネッティ リングと識別できるそうです。
(買い付けたディーラー情報より)
実は、ジャルディネッティリングは、お客様から何度かリクエストを頂いてきたのですが、古い時代のジャルディネッティリングは、なかなかフランスのアンティーク市場に出てくることが少なくて(※見つけた際にも非常に高価で手が出ないこともしばしばでした^^;)
縁を結ぶことのできないジュエリーの一つでした。
今回はフランスのディーラーさんから、一つだけ譲り受けることが出来ました。
こちらのリング、硬度の低い天然エメラルドを、リーフ部分では無く、大輪の花として使っているところも、最大の魅力の一つに感じています。
エメラルドの石留技術は非常に難しく、また、200年以上の時を超えて、これだけ綺麗に宝石が残っていること自体貴重なことです。
デザインとしては、エメラルドのお花だけが金の枠に埋め込まれており、深い緑色と金色のコントラストがとても美しく気品を感じます。
周囲のアンティークカットのダイヤモンドも、今では見られない貴重なカットですので、併せてお愉しみください。
当時の熟練の職人が造り上げた宝石と彫金技術の見事な調和を、是非、指元でご堪能ください。
この指輪のオーナーは、こだわりの貴族の方だったのかな・・・・などと時の浪漫に想いを馳せる春の夜。
長編小説の第2章が始まるように、、、
この指輪が心に残った方に継承していただければ嬉しいです。
お迎え、お待ちしております。
DaisyRing
デイジーリング
商品番号 DR00410
※新品磨き(仕上げ)も無料で出来ます。
納期は1週間程度頂きますので、必要な方はご購入時にお知らせください。
※非常に古いアンティークリングです。貴金属にも宝石部分にも、擦れ、傷、汚れ、変色など、リペアしきれない部分がございますので予めご了承ください。
(クリーニング済です)
※初めてご購入される方は、スムーズなお取引のため特定商取引法に基づく表記
https://www.daisyring.shop/law
を必ずご覧ください。
※ケースは、新しいリングケースに入れて発送させていただきます。
※宝石の色味をできるだけ実物に近づけられるよう、室内と外で撮影しましたが、お使いの環境(モニター、ブラウザ等)の違いにより、色の見え方が実物と若干異なる場合がございますので予めご了承ください。