¥999,999
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※この商品は送料無料です。
こちらジョージアン時代に作られた大変希少なリングです。
ヴィクトリア女王就任の前、 1714年〜1837年まで続いたジョージアン時代は、ジョージ1世(1714-1727)ジョージ2世(1727-1760)ジョージ3世(1760-1820)ジョージ4世( 1820-1830)とウィリアム4世(1830-1837)が治めた時代です。
ジュエリーの世界では特に、1800年代初頭から1837年までを指します。
こちらのリングにはホールマークが残されていませんが、1800年前後のデザイン・造りが随所に現れて、ジョージアン期ならではの気品だたよう作品となっております。
【サイズ】
8号
※± 3号は無料でお直しします。
ご購入後、備考欄にご記載ください。
お直し期間は1週間程度いただきます。
その他のサイズ直しは有料にて承ります。
コンタクトから連絡をいただくか、メール、もしくはお電話でご連絡直接お待ちしております。
03-6458-5585(月曜日から金曜日/11時半から18時)
※直した部分(指の腹側)の蔦模様は消えてつるっとしますので、ご了承ください。
(もしくは有料にて似たようなデザインを職人が掘ることも可能です)
【素材】
18金です※エックス線で検査済み
【宝石】
ガーネット
およそ4mm×3.2mm
中央パール
およそ直径3.3mm
【フェイス大きさ】
およそ12.3mm(縦幅)
フラットカットされたガーネットはジョージアン時代に多く見られるカットで、こちらのガーネットも美しくフラットにカットされています?
シャトンの裏側は閉じられているクローズドセッティングで、箔が入り、ガーネットの深い赤色がより濃く見える造りになっています。
(電球が発明される前のジョージアン時代は、夜の灯りといえばキャンドルしかありませんでした。そのような環境の中では、宝石の透明度や輝きよりも、宝石の色合いをより美しく見せることに重点が置かれ、こうしたクローズドセッティング、さらにフォイルバック(石の裏側に 薄く伸ばした金や銀の箔を敷く技法 )を施したしたジュエリーが数多く作られました)
中央のパールはグレーがかっていて、非常に艶があります。
虹色の干渉光が現れ、小さな粒ですが、顔を近寄せるとうっすらと反映してくれて、とても質の良いパールということが分かります?
特別な想いを閉じ込める意味で、当時クローズドセッティングした指輪のフェイスの裏側部分に、髪の毛や爪などを入れることも好まれました。
イギリスのアンティークで【髪の毛・爪】と聞くと、故人の思い出を祈念して作られたMourning Jewelryを想像する方も多いかと思いますが
異性に向けて愛情を表現したり、家族の絆として残す場合もありました。
このリングも、当時はおそらくフェイスの裏側に何かを入れていたのではないかと推測されます。
フラワーデザインで勿忘草モチーフなので「私を忘れないで」という意味が込められています。
愛する人に贈ったリングだったのかもしれませんね(*´?`*)
ジョージアン時代は金の需要が増えたにも関わらず、新しい金鉱脈が発見されず、猛烈に金の価値が高騰しました。
そのため彫金技術が格段に飛躍し、繊細精緻な美しいゴールドジュエリーが作られた時代でもありました。
エトルスカンなどの古代エジプトの金細工を模倣した繊細な金細工や、カンティーユ(刺繍)グラニュレーション(粒金)フィリグリー(金線)縒り線など。
金細工で美しく彫金されたジュエリーが流行しました。
こちらのリング、よく見るとリングの腕全体にアラベスクモチーフ(蔦)がデザインされています。
当時、アラベスクは「縁を繋ぐシンボル」「友情や忠誠の絆」「信頼の証」とされていました。
腕一周にぐるりとアラベスクが取巻いており、当時の彫金師さんの繊細な手彫り作業が、肉眼でもよく見られる素敵なデザインです(*´-`)
ガーネットの周囲には、グラニュレーションが取り囲み、当時のロココ装飾の美学、 新古典主義のジョージアン様式が顕著にみられる仕上りとなっています。
※状態は概ね良好ですが、一部、ガーネットと、隣の金のデザインに欠けている部分があります。大変古いものゆえ、経年変化は風格としてご了承ください。
【ガーネット】
(石言葉)
真実・友愛・忠実・勝利
(太古より世界各地で『神聖な石』として崇められ大切に扱われてきました。旧約聖書にも登場します。「ノアの方舟」の伝説では大洪水のなか、闇夜に赤く輝いて灯火の役目を果たしたと伝えられています。
古代エジプトやギリシャ、ローマでは装飾品や護符として用いられました。中世のヨーロッパでは、悪霊を退治して持ち主を守護する幸運の石と信じられていました。)
【真珠】
(石言葉)
健康、純潔、長寿
(昔から涙やキリストの命などに例えられた真珠ですが、その幻想的な美しさや神秘的なイメージはいつの世も人の心をとらえ、数々のエピソードや物語を送り続けています。